風流 寿 成田屋歌舞伎十八番

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風流寿 成田屋歌舞伎十八番

若葉町若連囃子:飛田囃子若連

解説

成田山と歌舞伎の名門市川宗家は、江戸元禄の頃より不動信仰による深い縁で結ばれている。
子宝に恵まれなかった初代市川團十郎は、成田山で祈願し不動明王の功徳により二代目を授かった。
二代目は「不動明王の申し子」といわれ、十歳の初舞台で仏恩に報謝するため不動明王を演じており、以後、自らを「成田屋」と称し、市川宗家一門は、襲名披露の際は御護摩祈祷を受け、不動明王の御加護を祈願している。
顔見世狂言とは歌舞伎役者の中でもオールスターの役者を揃え、披露することをいう。七代目市川團十郎が選定した荒事の代表作「歌舞伎十八番」より、團十郎「解脱」・海老蔵「鳴神」・新之助「矢の根」の三役が成田山不動明王の前で奉納演舞された場面である。
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