風流 木曽義仲

15番運行
物語部門

風流木曽義仲

末広町若連囃子:角沢囃子若連

解説

平清盛歿し源氏一族が擡頭して来た寿永二年五月、平家は継盛を総大将として七万の兵を引きいて越後の国府(現直江津市安国寺附近)に出陣中の木曽の冠者義仲の追討に向っていた。義仲は平家軍の動静を知ると、五万余騎を引きいて馳せ向い途中二手に別れ、一軍は叔父行家に授けて志雄山に向わせ自ら一軍と砺波山に進軍した。源・平の軍は互いに相争い数日して具利加羅峠に対陣した。義仲は近郷・近左より牛を狩り集め、五月十一日夜半を期し、牛の角にたい松明を結び付け平家の陣に追いやり、敵を具利加羅谷に逐い落し惨敗せしめたのである。
宇治川に初きり壇の浦まで源平の戦いの中、義仲火牛の計策の場面であります。
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