風流 山姥

16番運行
歌舞伎部門

風流山姥

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連

解説

平安中期の武将源頼光(九四八ー一〇二一)は摂関府藤原氏に組みして繁栄を図り、父源満仲と共に武士団を形成した。その時の物語で、源頼光の命を受けた三田の仕は山樵に身をやつし各国を回り、その国々から勇士を集めていた。其の折、足納山で怪童丸を見つけ、怪童丸の大人も及ばぬ力量に驚き、早速、源頼光に推挙した。
(怪童丸とは坂田蔵人時行と山姥との間に出来た子供である。)怪童丸が源頼光に仕えることになり大変喜び、山姥は行く末の我子の出世を祈り、舞を舞いながら山中奥深く見を隠してしまうという歌舞伎舞踊の最高の場面です。
なお、怪童丸は後の坂田公時(当時)となり四天皇の一人となった源綱、平真道、平季武と一緒に大江山の鬼退治をした話は有名です。
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