風流 桜田門外の変

13番運行
物語部門

風流桜田門外の変

若葉町若連囃子:飛田囃子若連

解説

ペリーの来日以来、幕府は権威を失い朝廷や雄藩大名の発言権が増大したが、大老に就任した井伊直弼は幕府独裁政治の強化を目ざし、勅許をまたずに日米修好通商条約に調印した。また将軍継嗣問題には、一橋派大名の反対を排して、南紀派の推す徳川慶福に決定、反対派志士に安政の大獄によって大弾圧を加え、水戸の徳川斉昭ら一橋派大名を謹旗処分にした。憤激した水戸藩士は、脱藩して江戸に潜入、伊井暗殺計画を進めた。
一八六〇(万延一)年三月三日、おりからの大雪のなか桃の節句の賀詞言上に登城途中の井伊を、関鉄之助、金子孫次郎ら水戸浪士十七人と、薩摩浪士有村次左衛門がおそい、井伊の首級をあげた、桜田門外の変の場です。
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