三顧の礼で、伏龍と異名を持つ蜀の軍師諸葛亮孔明と蜀の劉備が初会の際、孔明が説いた「天下三分の計」。赤壁の闘いでその時が来ます。魏の曹操が中国統一を目指し南下。対する蜀は、孔明が巧みに呉の孫権を説得、連合軍となり戦いが始まります。孔明の秘策は火計。魏軍を焼き尽くす作戦。着々と知略で布石をうつ孔明、罠にはまる曹操。そして決戦の時、孔明は天に祈り風向きまで変えます。魏軍は炎に包まれ曹操は敗走。孔明は関羽を待つ伏せるが、昔の義理で情をかけ取り逃がします。ここに、魏・呉・蜀の「天下三分の計」が成立し三国時代が始まるのです。