出羽三山開祖 蜂子皇子 「由良八乙女伝説 」

13番運行
物語部門

出羽三山開祖 蜂子皇子 「由良八乙女伝説 」

落合町若連囃子:萩野囃子若連

解説

 蜂子皇子は、飛鳥時代の崇峻天皇の子で、羽黒山に残されているのは、人々の苦しみや悩みを引き受けた姿だという。

 蘇我馬子に暗殺された崇峻天皇。蜂子皇子は、いとこの聖徳太子らの助けで追っ手を避け、都から逃れた。京都(丹後)の由良の港から北を目指し、庄内の由良に辿り着いた。

 八乙女浦の絶景に蜂子皇子が心を奪われていると、美しい鈴の音と清らかな歌声が流れて、岩の上で八人の乙女たちが舞い、蜂子皇子を招き入れた。蜂子皇子が天皇家の者で、人々を苦しみから救うため、出羽の聖なる山を目指していることを伝えると、乙女たちは、八乙女浦は山の神様が生まれた所で、東へ向かえば、聖なる山に着くと教えた。

 蜂子皇子は、現れた八咫烏に導かれ聖なる山へ。そして出羽三山信仰を開くのである。

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