風流 伽羅先代萩「床下の場」

10番運行
歌舞伎部門

風流伽羅先代萩「床下の場」

千門町若連囃子:本合海囃子若連

解説

いわゆる伊達騒動に題材を得て脚色された歌舞伎のあたり狂言のひとつ「伽羅先代萩」の一場面である。仁木弾正と叔父の(錦戸刑部)が結託して、若君を毒殺し、御家を乗っ取ろうと謀るが、政岡や荒獅子男之助などの忠節により、事無きを得るという物語りで、(政岡の手に入った一味の)連判状を、悪人仁木弾正が得意の忍術により、城内奥深く忍び込み、ねずみに変身してまんまと盗みとるが、床下から這い出たところを荒獅子男之助に見破られてしまい、鉄扇の一撃をうけると忍術も解け、仁木弾正のおぞましい姿が現れる。物語の最高潮がこの「床下の場」である。
戻る