風流 虫除稲荷神社の由来

5番運行
物語部門

風流虫除稲荷神社の由来

常仲町若連囃子:升形若連

解説

新庄市旧市街地の北東、中山町に鎮座する「虫除稲荷神社」は、寛永二年(一六二五)、初代藩主戸澤政盛が、新庄城の築城と城下町の整備の一環として、万場町の北端に当社を奉祀し、近隣町内の鎮守の神社としたものを、明治初期町内の有志によって中山町内に奉遷し現在に至っている。
当社は、農作物の害虫を退治し、子供の「カン」の虫も鎮めてくれ、又、若い娘に付く悪い虫を追い払ってくれる霊験あらたかな神様で、毎年六月一七日の例大祭には、近郷近在の善男善女が群をなし大いに賑わった。五穀豊穣と、地域の人々の安全、そして、子供達が時代の悪弊に侵されることなく。心身ともに健やかにたくましく成長することを守ってくれる「虫除稲荷神社」は、これからも永く人々の崇敬を集めるに違いありません。
戻る