この物語は、天上界を舞台にした仏教神話である。
帝釈天は、天上界を守るリーダーで、梵天と並ぶ仏教界の二大ガードマンの一人である。この帝釈天が、阿修羅の娘舎脂に一目ぼれをして縁談を申し入れる。阿修羅は何よりの事と喜ぶが、帝釈天は、神様にしては少し素行が悪く、たまたま路上で舎脂を見かけると矢もたてもたまらず強引に宮殿に連れ去ってしまう。これを知り激怒した正義の神阿修羅が、帝釈天に戦いを挑むが、武勇無双の帝釈天には歯が立たず敗れる。しかし、戦いを挑むこと何億度、その都度敗北した阿修羅は、ついに戦いの鬼となり天界から追放されて人間より低いランクの修羅道に落とされてしまい、以後、海底の宮殿で、その世界を支配することになる。この山車の場面は、帝釈天と阿修羅の戦いの場面でそれを必死に止めようとする阿修羅の娘舎脂と戦いに立会う梵天を配したものである。
帝釈天は、天上界を守るリーダーで、梵天と並ぶ仏教界の二大ガードマンの一人である。この帝釈天が、阿修羅の娘舎脂に一目ぼれをして縁談を申し入れる。阿修羅は何よりの事と喜ぶが、帝釈天は、神様にしては少し素行が悪く、たまたま路上で舎脂を見かけると矢もたてもたまらず強引に宮殿に連れ去ってしまう。これを知り激怒した正義の神阿修羅が、帝釈天に戦いを挑むが、武勇無双の帝釈天には歯が立たず敗れる。しかし、戦いを挑むこと何億度、その都度敗北した阿修羅は、ついに戦いの鬼となり天界から追放されて人間より低いランクの修羅道に落とされてしまい、以後、海底の宮殿で、その世界を支配することになる。この山車の場面は、帝釈天と阿修羅の戦いの場面でそれを必死に止めようとする阿修羅の娘舎脂と戦いに立会う梵天を配したものである。