風流 吉例寿曽我工藤館対面の場

6番運行
歌舞伎部門

風流吉例寿曽我工藤館対面の場

南本町若連囃子:関屋囃子若連

解説

源頼朝のお気に入りの武将である工藤祐経は、富士の裾野の巻狩で総奉行を命ぜられた。今日はその祝いの為大名達が正装で工藤の館へつめかけてきた。工藤を父の仇として討たんとする曽我十郎と同五郎の二人の兄弟は小林朝比奈の妹小林舞鶴のはからいで工藤との面会が実現する。敵を目前に血気にはやる弟五郎と制する兄十郎二人は、工藤から父を討つたいきさつを聞く。一旦は工藤から盃を受けたものの無念のあまり盃を砕く。工藤は二人に時節を待てといいつつ狩場の通行切手二枚を与える。富士の巻狩の時に討たれてやろうという工藤の本心を知った兄弟は、再会を約して別れる。
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