風流 茨木

3番運行
歌舞伎部門

風流茨木

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

平安中期の武将源頼光の家臣で、その四天王の一人とされる渡辺綱が羅生門で茨木童子(鬼)の腕を切り落とし唐櫃に納め七日間の物忌に引きこもっていると、そこへ、津の国の伯母がはるばる面会に訪れる。なかなかあおうとしない綱に伯母は門外から無情を恨み養育した昔の苦労をくどくどと物語る。さすがに綱も心が折れて伯母を家にいれる。酒宴の後、腕を見せよと所望した伯母は隙を窺って腕を奪うや、たちまち悪鬼(茨木童子)の本性を現して逃げ去る。
ご存じ歌舞伎「羅生門」の名場面「茨木」である。
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