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風流 蜘蛛の拍子舞
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昭和54年
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風流 蜘蛛の拍子舞
昭和
54
年
15番運行
歌舞伎部門
風流
蜘蛛の拍子舞
清水川町若連
囃子:
福宮囃子若連
平家物語の「剣の巻」に源頼光おこり病を出しいかに落とせど落ちず、ある時又大事にいたりて伏す夜深方の事なれば頼光少しまどろむ。幽なる灯の影より長さ七尺ばかりなる法師歩み寄りて縄をさばきて頼光につけんとす。頼光驚きて起き立置かれたる膝丸おつ取りてはたと切りつける。この時四天王の一人金時聞きつけて走り寄り燈台の下を見れば血こぼれいたり、いでや退治せんものと血を伝ひ行く程に中より土蜘蛛の糠魂が現われ千筋の糸を投げかけて苦しめしが遂に溺めて参りたり。これより名剣膝丸をば蜘蛛切とぞ号しけるとあるに取材して歌舞伎顔見世の狂言といたし主人公に白拍子妻菊美が蜘蛛の精なり、各名優が競って演じた名場面です。
昭和54年
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