風流 神霊矢口の渡し

13番運行
歌舞伎部門

風流神霊矢口の渡し

南本町若連囃子:不明

解説

昔新田の落人義峰を召捕り足利の恩賞を得んとする頓兵衛は、義峰を落してやつた心優しい我が娘、お舟をあやまつて突いてしまふ。頓兵衛は傷ついたお舟を振り切り舟に乗り義峰を追つて行く。お舟は苦しみながら櫓に上り召捕りの囲を解く。太鼓を打ち安堵の笑みと共に息絶えた。
其の時、先に頓兵衛に殺された義峰の兄義興の亡霊が出ると何処からか白羽の矢が飛んで来てなおも追はんとする頓兵衛ののどをついた。
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