風流 紅葉狩

2番運行
歌舞伎部門

風流紅葉狩

清水川町若連囃子:不明

解説

鎮守府将軍平重盛の孫惟茂が禁中の妖怪退治の功によつて余吾将軍に任ぜられ信州戸隠山に紅葉狩に行くと山中に幕を引き廻して酒宴を開いている貴婦人の一行が居た。互に打ちとけて女性たちの舞を鑑賞しているうちに酒に酔い伏してしまう。貴女が怪しい笑いをもらして消えたあとへ山神が現われて八幡大菩薩の命により危機を知らせに来たのだつた。眼ざめた惟茂は夢の告を拝しはげしい山風と共に正体を顕わして来た鬼女を銘剣小鳥丸の威徳をもつて退治する新歌舞伎十八番の名場面であります。
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