風流 義経八艘飛び 

9番運行
物語部門

風流 義経八艘飛び 

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

壇ノ浦の合戦は、終わりに近づいていました。源氏は、平家の息の根を止めようと迫ります。源氏の猛攻に平家の敗色が濃くなる中、一艘だけ例外がありました。船首に立つのは能登守教経、黒漆の大太刀を振り回し、片っ端から敵を海へと放り込んでいます。そんな中、教経を狙うは源義経ただ一人とし、ものすごい形相で飛び掛かって来ます。これを「叶わじ」と見た義経は、二丈ばかり離れた味方の船にゆらりと飛び移ります。教経も追いかけますが、小柄な義経はひらりひらりと船から船へと飛び、ついには姿が見えなくなりました。教経も呆然と見送るしかありませんでした。

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