風流 義経千本桜「川連法眼館の場」

21番運行
歌舞伎部門

風流義経千本桜「川連法眼館の場」

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
ゆめりあ展示

解説

吉野山の検校職河連法眼の館にかくまわれている義経のもとへ、初音の鼓を持って静と忠信がやってくる。忠信は、実は狐が初音の鼓に使われた牝狐。牡狐の子で、親を慕い、忠信に化けて、鼓を持つ静に付き従っていたのである。孝心に打たれた義経は、鼓を狐に与える。情愛で結ばれた狐の親子の物語は、人間の骨肉争う頼朝、義経兄弟とくらべて、より人間愛をうたった古今の名作として演じられている。
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