風流 紅葉狩

19番運行
歌舞伎部門

風流紅葉狩

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

鎮守府将軍平重盛の孫・維茂(これもち)が、信濃の戸隠山へ狩りに出かけ、紅葉狩をする美しい女性たちに出会う。維茂は、誘われるままにその酒宴の席に列し、杯を手にして女性たちの舞に見とれているうち、いつしか睡魔にまどろみ、うとうとと居眠ってしまうと、女性たちは姿を隠した。維茂が夢うつつでいると、その中に石清水八幡の山神が現れ、さきの女性は鬼女であると告げられる。驚いて目を覚ました維茂の前に、鬼女が正体を現すが、神授の太刀小鳥丸(こがらすまる)で立ち向かい一刀を浴びせる。鬼女はかなわじとみて松の大木に飛び上がって、その形相もすさまじく維茂を見据えるという場面である。
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