風流 児雷也「三竦み決戦の場」

12番運行
物語部門

風流児雷也「三竦み決戦の場」

横町・下万場町若連囃子:小月野囃子若連

解説

大蟇の背に乗って妖術を操り、神出鬼没の活躍をする義賊・児雷也。日本人にはお馴染のこのヒーローの読本は天保十年から明治一年まで実に三十年近く、庶民の人気を集めおおいに喜ばれました。児雷也の胸のすくような勧善懲悪ぶりと全編に漂う怪奇趣味は歌舞伎でも繰り返し上演され、観客から大喝釆をあびています。この場面は、大蛇の精を受けた悪賊大蛇丸を相手に児雷也とその妻で蛞蚰の術を得た美女綱手とが、大蟇、大蛇、蛞蚰の三竦みの妖術乱闘を展開している大場面です。
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