風流 左甚五郎昇天の龍

21番運行
物語部門

風流左甚五郎昇天の龍

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

江戸初期、飛騨より出ずる希代の名工左甚五郎は、上野の寛永寺を建立の折、将軍家より命を受け、柱に龍を彫り上げました。それはまるで生きているかの様に光を放ち、江戸の人々は、甚五郎の彫った龍は命を持つと噂しました。全身全霊をかけて打ち込む甚五郎に想いを寄せるおりゅうは万願成就のお礼に寛永寺に参拝します。すると、不忍池から精霊と共に奥深くより龍が現れ昇天しました。まさに名工左甚五郎の創作にかける苦闘の成果が龍に命を吹き込み、匠の志が天駆ける龍に昇華した瞬間を勇壮に表現した山車です。
戻る