風流 八岐大蛇(日本神話)

18番運行
物語部門

風流八岐大蛇(日本神話)

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

乱暴を働いたことで天界を追われた須佐之男命は、出雲の国で老夫婦が可憐な乙女と泣き悲しんでいるのに出会う。訳を尋ねると、「八岐大蛇という八つの頭がある大蛇に毎年一人ずつ娘を取られ、一人残った櫛名田比売も奪われる時がきた。」という。そこで命は、その娘をくれるなら大蛇を退治すると話すと、老夫婦は喜んで承知する。命は、強い酒を造らせ、垣根をめぐらし八つの門を設けて、そこに八つの酒カメを置いて物陰に隠れる。ほどなく、天地が鳴動し八岐の大蛇が姿を現し、強い酒の香りに引きつけられ、八つの首を酒カメに突っ込んで一滴も残さず飲み干し酔いつぶれてしまう。すかさず命が飛び出し、十拳剣を抜いて大蛇をずたずたに切り刻み見事に退治して、櫛名田比売と幸せになるという、ご存知日本神話の名場面です。
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