風流 暫

3番運行
歌舞伎部門

解説

ところは鎌倉八幡宮の社頭、坂東一帯を手中に収めた暴虐な清原武衡は悪の権化の様相で、高慢が募り自ら関白の位につこうとしている。お家再興を願う加茂次郎ら一族に、目難りだと難癖をつけ、皆を殺そうとし、善人方がまさに殺されようとする時「しばらーく」の声があがって勇者鎌倉権五郎景政が登場する。りんとした声を響かせ、素襖の大袖をひるがえしての登場は、まさに英雄のようである。悪人達が鎌倉権五郎を何とか追いやろうとしても歯が立たず、「しばらく」鎌倉権五郎景政の豪傑、超人的な武勇をご覧下さい。
戻る