風流 鬼若丸 鯉退治

15番運行
物語部門

風流鬼若丸 鯉退治

万場町若連囃子:小月野囃子若連

解説

 鬼若丸とは、武蔵坊弁慶の幼名で、母親の胎内に18ヵ月もいて、産まれたときには、2・3歳の子供のように見えたことから、「鬼若」と名付けられたと言われています。

 7歳の頃、天台宗の総本山である比叡山延暦寺に預けられます。天台宗での儀式の後、鬼若丸と命名され比叡山西塔で暮らすようになります。そこでの鬼若丸は学問もせず、他の小坊主達に乱暴を働くなどして僧侶達は困っていたそうです。

 そんな鬼若丸ですが、人を助ける優しい面も持ち合わせていました。比叡山横川の池で身の丈八寸もある巨大な暴れ鯉がおり、女子供を食い殺し、人々に恐れられていました。それを聞いた鬼若丸はだ単身で池に飛び込み、短刀一つで見事、暴れ鯉を退治し僧侶達を驚かせたというお話の一場面です。

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