風流 鵯越の逆落とし

18番運行
物語部門

風流鵯越の逆落とし

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

今から八百年ほど前の平安時代末期、摂津国の福原にて、源平両軍入り乱れての激戦が繰り広げられ、一進一退の攻防が続く中、一の谷の裏手、人や馬が駆け降りることのできない断崖絶壁の鵯越に立った義経は.「鹿が降りられるところを馬が降りられないはずはない、自分を手本にせよ」と先頭をきって一気に急な坂を駆け降り攻め入った。義経の奇襲戦法を期に形勢は一気に源氏軍に傾き、浮き足だった平家軍はわれ先に海上へ逃れ、源氏軍が勝利を果たした。その時義経の武将畠山重忠は、愛馬をいたわり怪力に物を云わせ、馬を背負って急坂を下りて武功をあげ、全軍の賞賛を受けたと云う一場面である。
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