風流 左甚五郎昇り龍

13番運行
物語部門

風流左甚五郎昇り龍

若葉町若連囃子:飛田囃子若連
ゆめりあ展示

解説

左甚五郎は「三猿」や「眠り猫」の作者として知られており、各地に伝説が残っている。この場面は、甚五郎が時の将軍より日光東照宮に納める「昇天の龍」の彫刻を命じられることから始まる。龍の姿がわからない甚五郎は困り、日頃信仰している上野不忍池の弁財天に願をかけに行くと、満願の日に甚五郎を呼びかける声とともに水面が荒れはじめ、弁財天を背に乗せた龍が現れる。弁財天は「お前に天に昇る龍を見せてあげよう」と声をかけ、龍とともに天へ昇って行った。この姿を見た甚五郎はその後、「昇天の龍」を彫り上げ、今もなお名作として残っている。
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