風流 五条大橋

7番運行
物語部門

風流五条大橋

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

平安時代末期の話である。京都五条大橋では夜になると、大きな長刀を抱えた恐ろしい大入道が現れるといううわさが流れて人々はとても怖がり日が暮れると五条大橋に近づくものはいなかった。その大入道こそ、太刀千本を奪いとる誓いを立てた武蔵坊弁慶であった。
この夜、最後の一本を奪い取るため待ち構えていたところに、通りかかったのはある一人の少年であった。その少年は小柄で女のような顔つきをし、腰には立派な太刀を挿していた。後の源義経の少年時代、牛若丸であった。弁慶と牛若丸は橋の上で一騎打ちとなるが、ひらりひらりと欄干を飛びわたる牛若丸に翻弄され弁慶は負けてしまい、牛若丸の家来となる場面である。
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