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風流 「義経千本桜」伏見稲荷鳥居前の場
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昭和50年
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風流 「義経千本桜」伏見稲荷鳥居前の場
昭和
50
年
9番運行
歌舞伎部門
風流
「義経千本桜」伏見稲荷鳥居前の場
上万場町若連
囃子:
小泉囃子若連
『恋ど忠義はいずれが重い、かけて思いは量りなりや、静に忍ぶ都をば跡に見棄て旅立ちて大和路さして行く野路も……』の名文句に始まる義経千本桜の名場面のうち吉野山伏見稲荷鳥屋前の場を再現したものであります。兄頼朝の怒りにふれて都落ちの義経にとり残されて窮地に陥入る愛妾静御前と、静の持つ鼓の皮となった親狐を慕う子狐が忠信の化身となって静を助けつつ義経の待っている川連法眼館まで急ぐ訳ですが、爛漫たる桜花を背景に静ど狐忠信の、人も畜生恥親子の情に変りない慕情をそれぞれにからませつゝ初音の鼓の美しい音色と共に絢爛華麗な歌舞伎絵巻です。
昭和50年
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