風流 橋弁慶

1番運行
歌舞伎部門

風流橋弁慶

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

武蔵坊弁慶が満参の日に、五条天神へ丑の刻詣りをしようとすると従者が五条の橋に少年が現れて不思議な早業で人を斬り廻るそうだから今夜の物詣はお止めになったらと云う。それを聞いて弁慶は思い止まろうとしたが、聞き遁げは無念、寧ろその化生の者を討取ってやろうと決心して夜更けを待つ。
一方牛若は母の命令で明日は寺に止ることになったので今夜を名残に五条の橋に出て通る人を待っていると法衣に身を固めた弁慶が大長刃を担いでやって来て被衣姿の牛若を女と思い、通りすぎようとする時長刀の柄元を蹴り上げて戦いを挑み激闘の後弁慶は牛若の秘術に悩まされて降参し互に名乗りあってから主従の契約を結び九条の邸へお供するのである。
尚歌舞伎所作舞踊としても有名な場面です。
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