風流 鬼が島異聞(ももたろう)

11番運行
物語部門

風流鬼が島異聞(ももたろう)

常仲町若連囃子:萩野囃子若連

解説

桃太郎の話が書物にあらわれたのは室町時代の初め頃だといわれ。その頃の海外へのあこがれが鬼が島を空想させ桃太郎という英雄話をうんだのでした。
切めのうちは鬼が島へ行くのもただ宝物を得ようとするためでした。それが子供の教育を考へる親の心づかいからしだいに話が道徳的に変り悪い鬼をこらしめるといういまの話になりました。
「日本一のきびだんご」の日本一は室町時代に流行した言葉で無類とか最上とかという意味に使われ、桃は昔から邪気をはらうめでたい果実とされていました。いぬ、きじ、さるをお供にして鬼が島へ向う桃太郎の勇ましい大将ぶりは広く子供達に愛されています。
長野、岡山、香川、和歌山などに桃太郎の誕生地や鬼が鳥の遺跡といわわる所があります。
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