風流 スーパー歌舞伎 ヤマトタケル

19番運行
歌舞伎部門

風流スーパー歌舞伎 ヤマトタケル

若葉町若連囃子:飛田囃子若連
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解説

 大和の国の帝の子小碓命は、誤って兄の大碓命を殺してしまったことにより帝の怒りを買い、一人で熊襲への征伐を命じられます。小碓命は熊襲タケルを倒し、そこでヤマトタケルと名乗ることになりました。その後、東国の征伐を命じられますが、向かう途中に走水の海上で妻の弟橘姫を失ってしまいます。東国の平定に成功した後、伊吹山の山神を死闘の末に倒しますが、身体に致命的な打撃を受け、能煩野で故郷の大和と妻の兄橘姫、わが子ワカタケルに会うことを願いながら命尽きてしまいます。その後タケルは志貴の里に葬られます。その時、帝よりワカタケルを皇子とするとの命があり、ようやくタケルの心が帝に通じたのでありました。そして、皆が去り誰もいなくなった墓から、白鳥となったタケルが高く高く天へ飛び立っていきました。

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