風流 三人石橋

17番運行
歌舞伎部門

風流三人石橋

大正町若連囃子:休場囃子若連

解説

大江の定基は出家して寂昭法師となり難苦修行の途中に文殊の浄土清涼山に到り、石橋を渡って、その聖地を踏まんとしたところ、彼方より笛歌聞こえ敬虚の心をもって佇むうち、絢爛たる牡丹を分けて獅子が現れ、勇壮華麗な獅子舞を見せてくれた。
これが能楽石橋の概要であるが、獅子は生まれた子の強弱を試みるために、子を千尋の谷に投げこみ、途中で岩角にとりつく程の強きもののみ育てるという、いわるゆ獅子の子落としを舞台化した歌舞伎の名場面である。
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