風流 鏡獅子

16番運行
歌舞伎部門

風流鏡獅子

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連
歌舞伎部門最優秀

解説

江戸城の大奥で御嘉例の鏡開き式が行われた。その席にいた小姓の弥生は無理に引き出されて御祝儀の舞をせねばならなくなった。舞ながら御神前にある将軍家秘蔵の由緒ある獅子頭が蝶に狂っている内に名作の魂が魅せられた様に弥生にのり移り段々と獅子になり狂い狂っていずこともなくひかれて行ってしまった。あとに二人の少女が現れ手振りで面白く舞ながら左右の襖へ去る。すると弥生が立派な獅子の精となり再び現れ勇壮に舞い始める。少女が胡蝶の精となり再び現れると猛然と毛を振る獅子の精にからんで舞い始める。歌舞伎舞踊の最たる物語である。今回は、前半と後半の二場面を表しました。
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