風流 源三位頼政鵼退治

17番運行
物語部門

風流源三位頼政鵼退治

末広町若連囃子:角沢囃子若連

解説

近衛天皇の御世、夜毎妖怪が御殿を襲い、主士を脅かし奉り居りました。ある夜これなる変化を退治すべしと頼政に命じました。頼政は猪野早太唯一人を得し御殿に伺候、変化の出るのを今や今やと待つ内御殿の上に黒雲立登り、頼政きっと見上ぐれば雲中に怪しきものの姿あり「これぞ妖怪推参なり南無八幡大菩薩」と心中に祈念しつつ打放った矢は、怪物に当った。落ちる妖怪を早太が止どめを刺し打ち取りました。見れば頭は猿、胴は虎、尾は蛇の怪物鵼(ぬえ)でした。謡曲鵼より山車風に飾り付けた場面であります。
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