風流 北条早雲『火牛の計』

5番運行
物語部門

風流北条早雲『火牛の計』

末広町若連囃子:角沢囃子若連

解説

明応四年(一四九五年)九月、関東を狙う北条早雲は親しかった小田原城主大森藤頼に「狩りをしたら獲物がそちらに逃げたので、追返す人を入れさせて下さい。」と使者を出す。大森がよかろうと返事した夜、早雲は松明を角に結んだ千頭の牛と箱根の山に入り、機をみて松明に火をつけ小田原目がけ走らせた。異様な物音に大森が気付き、見れば数多くの松明が山中で動いている。早雲に計られた事を知り防戦するが、忍び込んでいた風魔小太郎率いる風魔忍者と侍女になりすました「くノこにより追いつめられ敗れ去る。
以後五代百年に渡って北条氏が関東を支配する基盤となる小田原城奪取の場面です。
戻る