風流 巌流島

18番運行
物語部門

風流巌流島

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

“巌流島”正式名を、“船島”といい、小次郎の流派。“巌流”から名を取り、巌流島と呼ばれるようになった。この島で武蔵と小次郎が決闘したのは慶長十七年(一六一二年)四月十三日の事。約束の時間から遅れる事二時間。小次郎は待ち疲れ苛立っていた。漸く武蔵は小舟で島に乗りつけた。待ちかねた小次郎は波打ち際まで駆け寄り、長剣の鞘を払って切りつけた。同時に櫂の木剣がぐんと上がり武蔵の姿は宙のものとなった。小次郎は頭上の長剣で大きく宙を斬った。決闘は一瞬にして終わり動かぬ小次郎に武蔵は一礼をし、その場を去った。ご存知、武蔵と小次郎、その二人が雌雄を決する巌流島の決闘の名場面です。
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