風流 三人石橋

6番運行
歌舞伎部門

風流三人石橋

北本町若連囃子:山屋囃子若連

解説

大江の定基は出家して寂昭法師となり難苦修行の途中に、文殊の浄土清涼山に到り、石橋を渡って、その聖地を踏まんとしたところ、彼方より笛歌聞こえ敬虚の心をもって佇むうち、絢爛たる牡丹を分けて獅子が現れ、雄壮華麗が獅子舞を見せてくれた。これが能楽石橋の概要であるが、獅子は生まれた子の強弱を試みるために、子を千尋の谷に投げこみ、途中で岩角にとりつく程の強きもののみ育てるという、いわゆる獅子の子落しを舞台化した名場面である。
戻る