風流 因幡の白兎

9番運行
物語部門

風流因幡の白兎

上万場町若連囃子:小泉囃子若連

解説

昔々、隠岐島に一匹の白兎がおりました。兎は因幡国に渡ろうと思い、鮫を騙して海に並ばせました。鮫の背中を「一匹、二匹、三匹…」踏み数えながら渡って行き、渡りきろうとした時、「お前たちは騙されたのだ」と言ったばかりに、兎は最後の鮫に捕らえられ皮をはがされてしまったのでした。兄たちの求婚旅行の袋担ぎとして同行していた大国主命が、それを見て、兎に治療法を親切に教えてあげました。兎は言われた通りにすると、痛みが消え、毛も生え、元通りの体になりました。兎はとても喜び、お礼に美しい八上比売の所にお連れし、二人は結婚することになりました。めでたし、めでたし。
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