風流 平知盛の亡霊「摂州大物浦」

10番運行
物語部門

風流平知盛の亡霊「摂州大物浦」

落合町若連囃子:萩野囃子若連
物語部門最優秀

解説

平安時代末期、平知盛を大将にした平家と源義経率いる源氏が、壇ノ浦で戦った。潮の流れで平家は源氏に追い詰められ、最期を覚悟した知盛は、碇を担いで、入水した。平家が滅びた後、兄の源頼朝と不仲になった義経は、西国落ちを決意した。摂州大物浦から義経一行が船出すると、にわかに風が吹き荒れ始め、雷鳴と共に高波の中から、平知盛を始めとする平家の亡霊たちが、義経一行を海に沈めようと、襲いかかって来た。義経の乗り込んだ船は、大物浦で転覆し、義経は和泉浦へ難を逃れた。
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