風流 加藤清正虎退治

17番運行
物語部門

風流加藤清正虎退治

北町若連囃子:萩野囃子若連

解説

加藤清正は安土桃山時代の武将。尾張の人で賤ヶ岳七本槍の一人です。天下を統一した豊臣秀吉は太閤となり明国や周辺の国々、遠くはフィリピンまでも平定しようと企てました。文禄二年(一五九二)秀吉の命を受けた加藤清正、小西行長らの武将は十四万の軍を従え、朝鮮半島へ出陣しました。遠征軍は破竹の勢いで進みましたが、そこには虎が群れをなして棲んでおり、いたるところで兵士たちに害をあたえておりました。清正の軍でも上月佐膳という小姓が最初の犠牲になったので清正は怒り、頼朝の「富士の巻狩」とい方法でたびたび大虎狩を行いました。そして獲物の数に応じて褒美を与えたと云われています。清正の高い名声は「猛虎に及ぶ」と後の世まで語りつがれています。
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