風流 三大歌舞伎名場面 菅原伝授手習鑑「車引」

3番運行
歌舞伎部門

風流三大歌舞伎名場面 菅原伝授手習鑑「車引」

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
歌舞伎部門最優秀

解説

平安朝の時代、学者、政治家として歴史上有名な“天神様”こと菅原道真公は、ライバルである藤原時平の逆心の策略により、遠い築紫の地に流される事になる。
菅原家再興につくす梅王丸と桜丸、時平の為に働く松王丸。この三人は元々三つ子の兄弟だが今は敵同士。吉田社頭にて時平大臣の車が通りかかったのを、これ幸いと桜丸と梅王丸は、思う存分恨みを晴らそうと行列の前に立ちふさがり供をしていた松王丸と車で烈しく争う時、車を踏み破って姿をあらわした時平大臣の威にうたれ、意趣を残して後日を期して別れる。
「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」とともに丸本歌舞伎の三大傑作の一つ、菅原伝授手習鑑「車引」の名場面であります。
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