風流 神室の天狗

10番運行
物語部門

風流神室の天狗

沖の町若連囃子:山屋囃子若連
物語部門最優秀

解説

新庄の東、栗駒国定公園の神室連峰は、豊かな自然がそのまま残り四季の移ろいが鮮明で殊に冬は雪に埋もれた生活が長く続く、その麓に住む素朴な人々の間に代々語り継がれた話である。
坂上田村麻呂が蝦夷征伐の折、地理不明の為にこの山で苦戦した。そこで神に願をかけ助けを求めた。すると一面に霧が立込め彼等をすっぽり覆ってしまった。姿の見えなくなった田村麻呂の軍は敵の背後に廻り蝦夷を滅ぼすことが出来た。これは神室の天狗のお蔭と早速常楽坊という館を築きこの地を開いたという。
神室山は今も神います信仰の山として。登山者の絶えることがない。
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