風流 龍頭観音菩薩

7番運行
物語部門

風流龍頭観音菩薩

若葉町若連囃子:飛田囃子若連

解説

「松は吹く説法度生の声、柳は染む観音微妙の相」柔和なほほ笑みをいつも投げかけていられる観音様は、信ずるものその御名を念ずるものへあたたかな救いの手をさしのべておられます。観音さまは人それぞれの願いによって三十三観音さまであります。
龍頭観音菩薩もその三十三観音の御姿の一つであります。むかしから龍は獣の中でもっとも強いといわれていますが、観音さまのやさしいお心はよく「獣中の王」を慈み、龍王また観音さまをお守りして天空をつき進む姿は、清く澄みきった観音さまの瞳と恐ろしいまでに光輝く龍王の目に観音さまの「慈悲の心」と「畏れ無き心」とのコントラストをこの山車に表わして見ました。
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