風流 義経八嫂飛び

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物語部門

風流義経八嫂飛び

上茶屋町若連囃子:松本囃子若連

解説

文治元年三月、連戦連勝の源氏勢は、一の谷・屋島の戦いにやぶれ西海に落ちのびた平氏一門を壇の浦でとらえ、一挙にこれを撃賊せんと大将義経はまっさきに敵戦めがけて切りこんだ。
この時、平氏方にも名高き武将能登守教経がおり、いでや組まんと飛びかかったが、義経は組まれては面倒とひらりと体をかわすと隣りの船に飛びうつり。次から次へと八艘も飛び越えた。
これか世に云う義経八艘飛びであり、今からおよそ八百年前のことである。
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