風流 新堀淵の河童

5番運行
物語部門

風流新堀淵の河童

上金沢町若連囃子:仁間囃子若連

解説

河童の伝説地も数多いが総じて気心がいいとか、まの抜けた河童ばかりだが九十九里浜沿いの新堀渕、正しくは八日市場吉崎にも一匹住んでいた。いつも人や馬を渕にひっぱりこみ尻から手を入れて肝を取ったりしていたが、宝珠院の法師に捕えられて懇々と説教をされ、今後悪業悪戯のたぐいをいっさいしないと誓いの証文を書かされ証拠として一本の松を植えた。もとの松は枯死してしまったが、二代目の松が新堀渕の端には、今も河童の改心のしるしとして残っている。
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