風流 京鹿子娘道成寺

5番運行
歌舞伎部門

風流京鹿子娘道成寺

若葉町若連囃子:飛田囃子若連

解説

日高の庄屋の娘である清姫が、自分との恋に冷めて逃げ出した安珍を恨んで、大蛇となって追いかけ、安珍が隠れた道成寺の鐘に蛇体を巻きつけ執念の炎で鐘を溶かし、安珍を焼き殺す。その後、この鐘の鐘供養の日に白拍子の花子が現れ、鐘を拝ませてもらうかわりに舞をする。すると花子は舞のすきを見て鐘の中へ消えていく。鐘を引き上げてみると、その中には蛇体となった花子がいた。実は花子は清姫の亡霊であり、また鐘を炎で溶かそうとした。しかし、大館左馬五郎が大竹を振りかざして大立回りをする「押戻し」によって屈服させるという、能の「道成寺」を原作とした歌舞伎舞踊の名作である。

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