風流 碇知盛

11番運行
歌舞伎部門

風流碇知盛

清水川町若連囃子:福宮囃子若連

解説

能舟弁慶を主題とした狂言です。原名題は義経千本桜二段目の「渡海屋大物浦」の場面です。
壇の浦で滅びた平家の将軍知盛が渡海屋銀平と変名して安徳天皇を我が子と偽り源氏を討たんとして時機の来るのを待つ。その頃兄に追われた義経が九州の尾形氏を頼り逃れ行く途中大物浦に来たり銀平に舟を依頼する。銀平は義経と見破り心易く承諾、舟の中で義経を討とうとするが、義経の為計略の裏をかかれ力尽きて碇を背負って安徳天皇の将来を義経にくれぐれも託し海中に沈み行くのでありました。
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