風流 土蜘蛛草紙

13番運行
物語部門

風流土蜘蛛草紙

下金沢町若連囃子:鳥越囃子若連
2014_13_01

解説

大和は葛城山に古くから住んでいる土 蜘蛛の精魂が、朝廷に従わず世を乱し抵抗を続けていた。 時の朝廷の武士である源頼光が重い病になったと聞き、頼光の侍女へと化身し、 薬を毒薬にすり替殺めようとするが、 不審に思った頼光に見破られてしまう。 千筋の糸を繰リ出し、頼光を雁字搦めにしようとした土蜘蛛の精魂を頼光は枕元にあった源家相伝の名刀、膝丸を抜き払い斬りつけた。すると、土蜘蛛の精魂は手傷を負い、葛城山へと逃げ帰っ ていった。
騒ぎを聞き駆けつけた頼光の四天王へ 頼光は事の次第を語リ、一命をとるに至 らなかった蜘蛛の化け物を成敗するよう 命じた。四天王が土蜘蛛の血を辿ってい くと、巣とおぼしき古塚が現れ、突き崩すと中から土蜘蛛の精が飛ぴ出し、千筋 の糸を投げかけて四天王たちを梃子摺らせるも、ついに土蜘蛛を退治した。

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