風流 亀棲山【長泉寺】

8番運行
物語部門

風流亀棲山【長泉寺】

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連
2014_08_01

解説

新庄城はかって沼田城ともいわれ、周りは沼地が広がる湿地帯でありました。 お城の近くに沼があり、そこには恐ろ しい大亀が棲んでぃました。時々沼から這いだしては、行きかう町の人々に襲い かかり食ってしまうというので、人々は夜はもちろん、昼さえも付近を通るのを恐れていました。
 あるとき、一人の和尚様が通りかかり、大亀の話を聞くと、仏の慈悲功徳によって罪深い亀を救ってやろうと考え昼夜の別な区一心に御経を唱えました。そうすると、大亀の化身が現れ、しばらく読経を聞いていたが、やがて静かに立ち去り沼の中へ消え去りました。以来、再び亀の現れることがなくなりました。その後、和尚を慕う人々が多くなり、立派な寺を建てました。これが、亀の棲むところの言い伝えの山号にちなんだ「亀棲山長泉寺」由来の場面であります。

戻る