風流 「行平館蘭平」物狂の場

10番運行
歌舞伎部門

風流「行平館蘭平」物狂の場

馬喰町若連囃子:飛田囃子若連
1984_10

解説

本名題は、倭仮名在原系図(やまとがなありわらけいず)と言います.奴蘭平は、本名を伴義雄といい、在原行平によってほろぼされた主家の仇を討つ為に、気違いのまねをし、あらぬことを口走り踊り狂うい舞いあがりました。だが行平に見つけられ大勢の家来に取り囲まれ、又、蘭平の子繁蔵は、行平の命令で父親に十手を向け立ち向うが、親子の情にかられ、なわをかけかねていると、蘭平は我が子の手柄にさせようと決心し、盗んだ宝剣を行平に返し、我が子のなわにかかるという有名な場面です。
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