風流 本能寺

6番運行
物語部門

風流本能寺

沖の町若連囃子:山屋囃子若連

解説

信長は本能寺に於いて長征の労をねぎらうべく、少数の側近と寝についた。
ふと夜中に軍馬の響と鬨の声が近づく。「蘭丸、蘭丸はおらぬか」太刀を片手に暁暗をすかし見れば夜目にも白ぐ桔梗の旗印はひたひたと本能寺に迫っていた。
「敵は本能寺にあり。」憎し光秀謀叛す。
時に天正十年六月二日未明。
「是非に及ばず」信長は豪弓を引きしぼり、蘭丸は十文字の槍をしごいて敵を突き伏せた。阿修羅の奮戦は続いたが万余の大軍の前に、なすべくもなく本能寺は火の海に包まわれた。ついにこれ迄、信長四十八才にして自刀蘭丸又十七才の花の命を失なった。
御存知本能寺奮戦の舞台であります。
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