風流 ひよどりごえ

6番運行
物語部門

風流ひよどりごえ

鐵砲町若連囃子:福田囃子若連

解説

「奢る平家は久しからず……」都を落ちた平宗盛は摂津国(現兵庫県)の福原に陣を構え源平大決戦を挑んだ。寿永三年(西暦一一八四年)二月義経は兵三十騎を引き連れ人も歩かぬ急坂高さ三十丈(約百米)の「ひよどりごえ」を「鹿の駆け下る急坂なら馬でも駆け下りられようぞ」と大将義経先頭に一気に駆け下り驚く平家を海上に追い源氏大勝の因を作った。その時義経の部将“畠山重忠”は怪力に物を云わせ愛馬をいたわり、馬を背負って急坂を下り武功をあげ全軍の賞賛を受けたと云う一場面である。
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